院長ブログ

2011年3月20日 日曜日

いい加減な表現でごまかしている

ただちに健康に被害が出るレベルではない・・・長期に滞在すれば大きな健康被害が出る可能性がある


ただちに症状が現れるわけではない・・・将来、癌や白血病が出現するリスクが高まる

ただちに???
いったい何時間、何分、何秒???

中学生でもわかる 言葉の言い回し。

間違いなく原発の30キロ圏内長期間生活を送れば 将来悪性腫瘍が増加し健康被害が増加するでしょう。

また、放射性物質は 大気に散布され雨で長距離運ばれます。

海外のメディアが大騒ぎしている事実と日本政府や 自称専門家が伝える内容は確実に差があります。

過剰なリスク強調は問題ですが、事実を隠すような表現には参りました。


自衛官、警察官、東電の作業員の現場の方々、消防庁の方々・・・自らの健康被害を覚悟して必死に放水活動や復興活動をされている方々がいるのに。

微量だから ただちに健康被害でません。と言われましても。

彼らは大量の浴びるべきでは絶対にない放射線量を被ばくして使命感で必死に作業されています。
政府も敬意を支払うなら 健康被害が予想される量の被ばくの可能性が高くなっているにもかかわらず懸命にその被害を消すべく闘っている人々がいます。
本当にリスクが高いエリアになっていますが、彼らが必死で何とかしようとしています。
ただちに健康被害が出なくても長期間この放射線量では確実に健康被害が出るので特に小児や屋外で活動される方々は要注意です。

と解説すべきです。

医師であればなおさら ただちになんていう言葉を使用すること自体 おかしいと思います。
急性期の放射線障害が出るレベルなそれこそ原子爆弾が落とされたようなものです。
みんなが知りたいのはただちにではなく 将来、この被ばくを継続してどれくらいの時間するといったいどうなってしまうか・・・?なのです。

原発御用専門家で一面のみを強調する医師はエビデンスを湾曲した臨床を行うようなものではないでしょうか。

とても不思議に残念に思えます。

投稿者 さかえクリニック