美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No8

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鼻の手術のトラブル

1.隆鼻術:

プロテーゼを使用するのが一般的ですが、患者様の状態に応じて材料の加工を十分に行ってないと上手くフィットせず、 ずれたりヘリが目立ったりします。 骨膜の下に上手くポケットを 作って入れないとグラグラ動きます。  また鼻の手術と言えば何でも 隆鼻術にされる傾向に あるのも問題です。

実は隆鼻が一番手術が簡単で見た目の結果を出しやすく短時間でお金が取れるものだからです。経験の少ない美容外科医が、既製品のシリコンプロテーゼを加工も行わずいきなりインプラントすることがあります。鼻の高さや形状が不自然になったり皮膚を突き破って出てくる例もあり経験豊かな専門医に手術を受けられることをお勧めします。

最近ではプチ整形でヒアルロン酸注入で鼻筋を通すことも行われていますが、医師の腕にも効果は大きく左右されます。コラーゲン、ヒアルロン酸以外の異物を効果が長期に持続するからと言って注入を行うクリニックもあります。異物は将来的に問題が生じる可能性もあり要注意です。どういった素材を注入されたのか事前に説明を受けるべきです。

 

2.鼻尖縮小:

これも鼻孔内切開だけでキチンと効果が出せる医師は半分もいないでしょう。軟骨を縫うだけでなく鼻の皮下の脂肪や軟骨をキチンと処理できているかが問われます。 鼻孔内切開ではよく見えないからと オープン法で鼻の穴と穴の間を横に切って中を 良く見てやるという医師がいますが、 こういう医師は美容外科医失格です。傷は目立ちますし、患者はこの傷に悩んでいます。少し前の韓国などでは当たり前に行われている手術ですが、美容外科先進国 日本ではありえない手術法です。 自家軟骨を自分の耳から採取して鼻先に埋没させる方法もとられることがありますが、耳に傷が残り、インプラントされた鼻先には変形や癒着が起こり、効果も確実ではないため、良心的な美容外科医では自ら患者様へお勧めすることはないと考えます。

 

3.鼻翼縮小:

これは外を切りますので縫合の テクニックに高度のものを要求されます。 それは縫い合わせる傷の長さが違うからです。皮下の軟部から歪まないように縫合して行き、引きツレたりしないようにも注意を要求されます。

クリニックの中には、外を切らず中だけの切開で鼻翼縮小をすると広告しているところがありますが、事実上全く変化ないか、本来内側のみ詰めると鼻翼の張り出しは増強し、いびつな形になるものです。 慎重に手術を選択したり十分な患者様への説明が必要な手術です。よほどの覚悟が無ければ行わないほうが良いでしょう。

 

4.整鼻術:

鼻骨を骨切りして形を整える手術ですが、これもまともに行える医師は少数です。よく骨を切るほどではないから、削りだけで行きましょう。と説明する医師がいますが、鼻の骨は薄い板状の骨で削る対象ではありません。実際の手術と医師が説明する手術内容と異なることもあり要注意です。

こういった骨に対するアプローチが出来る美容外科医は10年以上の経験が必要で、大手美容外科で見よう見真似の手技を習得した医師では出来ないことは言うまでもありません。 鼻の手術はオプションを加えると収益が上がるためいろいろ手術を追加する美容外科医がいますが、出来ること出来ないこと、結果の保証を前もってはっきり約束する美容外科医だけに手術をご依頼されたほうが良いでしょう。