美容外科・美容皮膚科 トラブルの実態 No13

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恐怖の中国製美容医療材料

BTXAという中国製のボトックスともいえるシワ治療薬が存在します。

成分には豚のコラーゲン(ゼラチン)が入っているため、アレルギー反応が比較的高率にみられます。しかも中国の製品には生成技術の不備から不純物が多量に混 入しているとも言われているのです。当然ですが、FDAの認可は取れていません。また、品質管理上の問題があり、1バイアルあたりの単位数が、最大20倍 を超えるばらつきがあります。

つまり、知らないうちに、規定量の10倍の注射を受けていることがあります。 BotulinumToxin TypeAの性質上、1回に大量の成分の注射がなされた場合、抗体産生が起こり(成分に対して免疫ができる)、その後、一生、 BotulinumToxin TypeAによる治療が無効になってしまいます。業者が安価で購入できると医療機関へアプローチを繰り返す粗悪品です。 アラガン社製のボトックスの4から5分の一の価格での購入可能ということで悪徳業者が美容外科、美容皮膚科クリニックへ売り込み攻勢をかけている粗悪品です。

この薬剤を他の医療機関で使用され全く治療効果が無かったと訴える方が最近増えています。当院にも多くの患者さまが中国製のボトックスを注射され全く効果が実感できないと再治療に来られています。

ディスカウントでボトックスを施術する大手美容外科クリニックで当然の如く使用されています。ワキガ、多汗症で多量のボトックス?必ず薬剤の名称を確認する必要があります。 美容医療の質を落とす、あってはならない行為です。 食の問題以上に表に出ないだけ深刻ではないでしょうか。 シワの治療や多汗症の治療で知らないうちに中国製の不純物が混じった医療材料を注射されて生命に危機を及ぼす可能性すらあるのです。安全性は疑わしい、というより営利のみを目的とした粗悪医薬品といっても過言ではありません。

ボトックスは注射という簡便な施術で、比較的副作用も少ないため薬剤まで気にとめない患者さまも多いようですがしっかり担当医と使用薬剤に関しまして話し合ってください。金儲け主義のクリニックは、具体的な薬剤や治療内容に関しても決して時間を費やさないでしょう。

美容医療には昨今、質が求められるようになりました。大手美容外科チェーンだけではなく美容的医学知識も乏しい皮膚科医や内科医、産婦人科医が俄か美容皮膚科医として中国製のボトックスを使用して低価格で患者さまを集客しているケースもあるのです。

自分の身は自分で守らなければならなくなりました。 ディスカウントした質の低い医療。美容医学の発展を妨げることにならないか危惧しております。