格闘家の裂創は適切な処置を!

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美容外科医としての技術がアスリートの皮膚外傷の処置に生かせています。

ボクシングやキックボクシングの試合で顔面の皮膚をカットされた選手たちをこれまで 数百人以上治療してきました。

おそらく専門でプロを治療してきたのは日本でも数少ない医師の一人ではないでしょうか。

 

選手たちにとって 古傷が再びカットしてTKO負けにならないようにすることが最も大切なことです。

そのためには一般外科での縫合では十分といえない処置が行われているのが現状です。

 

選手も選手が所属するジムの会長もトレーナーも知っておくべき知識はたくさんあります。

 

アスリートのことを考え皮膚外傷の処置が適切に行うことができる医師は多くないのも現状です。

 

処置のポイントをまとめてみました。

 

 

1:裂創には消毒しないこと

2:裂創の中に異物が混入しないよう徹底的に まずは水道水で洗浄しその後 医療機関では 生理食塩水で洗浄する

3:縫合は、細かく縫いすぎないように → 血行が悪くなると縫合不全や感染を起こすリスクが高くなる

4:デッドスペースは作らない → 血種が中にたまると感染の原因になる

 

5:縫合層にはガーゼやソフラチュールはあてないこと

6:当日は傷を軽く圧迫して止血、血種形成を抑制

 

7:縫合した傷跡には創傷被覆材で湿潤療法を行うこと

 

です。