美容外科での事故

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最近、某美容外科クリニックで事故が発生しました。

今日の日本美容外科医師会理事会でも議題に上りました。
原因は医師のスキルでの過失の可能性が高いとのこと。
これまで多くの美容外科で事故が発生しています。
もちろん、程度はさまざまですが、死亡事故も少なくありません。
その多くは脂肪吸引がらみの事故です。
2名の死亡事故を起こした美容外科医もいました。
これまで原因を徹底的に検証する場はありませんでしたが、そのほとんどは医師の技術的未熟によるものです。

最低限の外科医的スキルを学ばずいきなり大きな美容外科手術を大量に行う。
特に大手美容外科では、練習台として異常な低料金で患者を集客し手術を行っている施設もあります。
保険診療では一般的にはある程度の診療レベルを保持した医療が行われているようですが、美容外科ではまだまだといった感があります。
いずれにしても被害をこうむるのは医師を信用して身体を預けた患者様です。

大手美容外科の雑な技術を1-2年経験してすぐに開業。
大々的に宣伝、ディスカウントした施術。
多様な手術を行うが、トラブル対処が全くわからない・・・という美容外科医も少なくありません。
術後の創のケアですらガーゼを直接縫合創へ貼り付けていたり消毒を行う美容外科の存在に驚きました。

縫合創への消毒はあり得ない行為です。
ガーゼを直接張り付ければはがすとき出血して痛みを伴います。
いまでは優良な創傷被覆材があるにもかかわらず・・・

少し前までブームのヒアルロン酸による豊胸治療も常識を持ち合わせた医師なら絶対に患者様へ進めるべき医療行為ではないことは多くの医師が指摘しています。
リスクがないから、簡単に短時間でできるから、痛みも少ないから、比較的安いから・・・
大手の美容外科でこの治療を繰り返し悲惨な状態になった方も少なくないのではないでしょうか。

大々的な広告により集客し 医療行為として?の施術、高収益。
医療として質が問われている今、業界全体の質の向上を望みます。