カットマン

カットマン

フルコンタクトKARATE 連載第一回スタートしました。
最新治療・トレーニングプロジェクトとしてこれまでのスポーツ界の常識を覆すケア法やトレーニング法を大きく紹介させていただきます。

スポーツ診療部のトレーナーにも協力を要請して世界的な大会での成果をもたらしたトレーニング法を御紹介します。
創傷ケアが今月、来月掲載予定ですが、写真掲載のかなり衝撃的内容です。
今日、第2回目の連載内容が確定しました。

その中で、カットマンについて少し述べてみました。
御存じの方は少ないと思いますが、プロボクシング世界戦なんかではトレーナー以上に重要な存在になります。
カットマンという職業があるくらいです。
PRIDEでも活躍したカットマンが海外から招へいされていましたね。

掲載内容を少しお伝えします。

カットマン
皆さんはカットマンという言葉を聞いたことがありますか?
ボクシングやキックボクシング、総合格闘技などのセコンドでカットした傷をインターバル中にケアするプロフェッショナルのことですね。
実は、私もプロのカットマンです。
医師で本格的にプロボクシングのカットマンを務めているのはおそらく世界で私だけではないでしょうか。
これまで公式戦で世界・東洋太平洋・日本タイトルマッチを含む200戦以上のセコンドとしてカットマンを務めてきました。
格闘技の試合にカットはつきものです。
1分間という短い時間でいかに止血して傷が広がらないようにするか。出血は視野を奪い大きなハンディを負います。
カットマンの技術が試合の結果を左右することすらあります。
PRIDEのリングで大活躍した米国人ジェイコブ・デュラン(Jacob Duran)氏は、映画ロッキーでもカットマンとして出演し多くのプロボクシング世界戦や総合格闘技の試合でも伝説のカットマンとして活躍しています。

また、亀田大毅選手がメキシコからカットマン ルベーン・リラ氏を内藤選手との世界戦のために招聘したことは有名ですね。
カットマンは試合中のトレーナーなのです。
以前は医療用の止血材であるボスミンを密かに使用していたカットマンがいましたが厳密には違法行為。医師以外が医療用材料で他人の傷のケアを行ってはいけないのです。
こっそりと血管収縮薬剤を使用して綿棒で圧迫、ワセリンを塗布して止血。が世界戦でも行われているのではないでしょうか。
薬剤を試合中に使用することには賛否両論があります。
現在は、アルギン酸カルシウム塩という海藻から抽出した止血用の綿のような素材がありこれをワセリンと混ぜて綿棒で圧迫止血すると驚くほど止血に成功することがあります。
つまり薬剤を使用しなくても創傷被覆材の一部とワセリンなどを特別な割合でミックスさせていわゆる秘伝の止血ワセリンをカットした傷に塗布して止血するのです。この技術は十分に世界に通用すると自負しております。
副作用も無く、いわゆるドーピング行為でもないのです。
止血には圧迫が一番。ですが、単純に綿棒で圧迫するよりはるかに有効です。